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二子玉川ライズから環境を守る。東京都世田谷区の二子玉川(ニコタマ)では街壊しが進行中である。「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」や「二子玉川ライズ オフィス」など東急電鉄・東急不動産ら東急グループの営利目的の再開発によって、二子玉川の貴重な自然と近隣住民の住環境が破壊されている。
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東京都世田谷区は2014年11月、二子玉川ライズのビル風対策を検討した「二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議検討結果報告書」を公表した。また、二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議検討結果説明会を2014年12月1日午後7時から世田谷区等々力の玉川区民会館で開催する予定である。

世田谷区玉川は東急電鉄・東急不動産中心の再開発・二子玉川ライズによって住環境が悪化している。二子玉川ライズの超高層ビル群建設によって、周辺の風環境が変化し、風の強い日などは歩行が困難になるほどの強風が吹いている。これは二子玉川ライズが風の流れを妨げるためである。風が二子玉川ライズに吹き付けると、建物の左右に回り込んだり、建物にあたって折り返したりすることで強い風が吹く。

二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議検討結果報告書は風環境を調査し、ビル風対策を検討している。まず再開発の中心である東急電鉄・東急不動産が住民と向き合わず、行政に調査や対策を尻拭いさせていることが情けない。東急不動産消費者契約法違反訴訟(東急不動産だまし売り裁判)と共通する無責任体質である(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。東急の姿勢は、悪事の露見後に親に叱られることを嫌がって逃げ回る子供のようである。

報告書の評価できる点は最大瞬間風速を評価尺度にしていることである。「観測結果から現地の風環境を評価するために、強風の歩行者への影響に着目し、大きな影響があると考えられる最大瞬間風速15m/s以上、20m/s以上の日数について、定点観測データの整理を行った」(10頁)。

ビル風による転倒などは平均風速の風ではなく、最大瞬間風速の風に起きやすい。平均風速は問題なくても、時々強風が起きるならば、転倒は起こりうる。故に最大瞬間風速で考えなければならない。東急不動産は千葉県市川市のブランズ市川真間建設に際し、ビル風予測で平均風速を周辺住民に提示したが、誤りである。東急不動産は住民側から「風速予測計算は平均風速と称して秒速2mの微風を使っていますが、この平均風速は無風の日も入れて365日で割り算した子供だましの数値です」と批判された。

二子玉川東地区風調査検討プロジェクトでは実際に風速を測定した。最も風が強かった場所は二子玉川ライズ・オフィス前の多摩堤通りである。ここは日最大瞬間風速15m/s以上の年間日数が36日、日最大瞬間風速20m/s以上の年間日数が7日もあった(10頁)。一般に風は最大瞬間風速10m/sで歩きにくくなり、15m/sで意思通り歩けなくなり、20m/sで歩行困難になる。二子玉川ライズ・オフィス前のビル風が強いことは住民の指摘と合致する。

報告書は測定結果から二子玉川ライズ周辺の風環境を「厳しい」と評価する。「強風の影響と考えられる歩行者等の転倒も報告されている。自転車の利用者も多く、この場合、自転車への風の圧力(以下、風力と記す)と合せ受けるため転倒の可能性は高まる」(26頁)。

このように報告書は二子玉川ライズ周辺環境の問題を明らかにするが、対策は心許ない。再開発組合が実施中の植栽が生育した場合の防風効果を認めているが、それは植栽が生育した場合という仮定の上の検討に過ぎない。報告書自身が以下のように指摘している。「再開発事業区域内には、植栽による対策を行っているものの、生育が不十分と見られる箇所も多く見られる。対策後のシミュレーションでは植栽が十分生育することを前提として解析を行った」(31頁)。以前から住民は「ビル風が吹きすさぶ中で植栽は枯死しており、生育できる環境にない」と指摘していた。

また、分譲マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」では引渡し時の植栽の杜撰さが購入者の怒りを招き、ネットニュースで話題になった。立ち枯れや倒れている庭木があったという。東急がまともに植栽の管理をするか疑わしい。

世田谷区生活拠点整備担当部拠点整備第二課は「風が強い日にはこんなことに気をつけましょう!」(2014年3月)とのビラを配布している。そこでは「二子玉川駅周辺では、南寄りの風の日には局所的に非常に強い風が吹くことがあります」と注意喚起するが、問題は対策である。「風を受け止めにくい服装と歩きやすい靴を選びましょう」など自助努力を要求している。

結局は「気象予報などから強風が予想されるときは、不用・不急の外出は控えましょう」「風が強い場所をできるだけ避けるようにしましょう」とあるように、住民の移動の自由が妨げられる。住民が我慢して悪化した住環境に適用しなさいということになる。

「二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議検討状況説明会」(2014年2月13日)では住民から以下の提案がなされた。「建物の壁面に当たった風が問題なら、フィンなどを付けて風が下に落ちないようにする、建物に二層くらい穴を開けて風を抜く方法は考えられないのか」(二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議検討状況説明会要録5頁)。報告書では言及されていないが、このような風害の元凶である二子玉川ライズの建物に手を入れる対策でなければ、抜本的な改善にはならないのではないだろうか。
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